魚野通信(2021年12月5日)

魚野の里山にも、また冬がやってきた。越後魚沼盆地は四方を山に囲まれているため日暮れが早く午後4時頃にはもう日が落ちてしまう。とうに越後三山の峰々も白くなり坂戸山にも2度目の雪が降って、昔から3度目には里の平場にも積もると云われている。川べりのグラベルライドも、そろそろ最後かもしれない。

今季、マウンテンババイクにホルダを取り付けてNexus6でサイクルナビを試してみたが、それなりに面白かった。前回のブログで、ルート作成用地図アプリとナビゲーション用アプリの紹介をしたが、バイク用スマホホルダーも選択肢がたくさんあり、結構迷った末、最終的にAndobil社のホルダにしたのだが堅牢で安定しており、特に比較的大きなサイズ、横幅がワイドなスマホを利用する方にはシリコンバンド仕様がお勧めと感じました。参考にしてください。
ところで、知らないルートを開拓する試み、地図を見ながら、ここ行けんじゃねとか、これまで行ったことのない場所でお気に入りの景観を発見し、秘密の場所や季節の草木を探索する行為が楽しい、この先に行くと何があるのだろうと子供の頃の探検隊に戻ったようだ。

川べりの雑木にツルウメモドキ発見、これで毎年リースが作れる

いつもの八海橋付近の河原で、お湯を沸かしお茶していたら、魚野川を2艇のカヌーが下って来て「ここバイクで来たのですか、すごいですね!」と言って去っていったが、どう見てもあんたらの方がカッコいいよと思う、何人か仲間がいないとカヌーはできないもんね、うらやましい。近頃はカヌーをやる人も増えてきた気がする、昨日は銀山平でも奥只見湖ツアーをされているグループを見かけたが、若い女性とかも普通にいたし、このあたりでもアウトドアでアクティビティを素敵に楽しむ人が、もっともっと増えたらいいな。

八海橋付近の休憩ポイント
川向うの八海山はとうに雪化粧

さて、魚野のエリアでは絶賛、冬支度の真っ最中ですが、越後の里に初雪が降った日の翌朝、厳冬期に変貌する前にだけ見れる景観がある。晩秋の里山や田畑、赤茶け冬枯れした木々、残緑の草花や赤い実をつけた木々、草紅葉の平原などが、みな真っ白な帽子を被ったように薄雪で化粧して、そこに日が差し始めると一時、鮮やかに数年に一度しか現れない風情な景色が浮かび上がることがある。奇跡的に翌朝、晴れないと、そのまま白黒だけの世界にまっすぐ突入となってしまうが。
なのにこれまで、中学生の頃から写真を始めて40年以上もたつが、実は初雪の日に写真を撮りに行けたことが一度もない。これからやりたいこと100選の34番のエントリーは、もうすぐです。

コメントを残す