Kenko 500mm f6.3 DX ミラーレンズを手に入れた

佐潟青子(さかたじょんこ)と、うちの奥さんが勝手に命名したカワセミを週末のたびに、夫婦で追っかけている。追っかけのファンは日を追うごとに数を増やし、最近は常に10名を超えアイドル並である。

そこで驚くのは、みなさんの機材で、ジッツオの三脚や、100万円を超えるであろう超望遠レンズ、本体だけで50万円もする超ハイエンドカメラなどが、ずらりと並ぶ… 年齢層は年金世代が圧倒的多数なのだが、みんな金持ちだなあとうらやましい。私的には、フレームいっぱいにドアップで野鳥を捉えるというより「カワセミのいる風景」を切り取りたい、機材に頼らない腕と長年の感で勝負してやるぜと、ちょっち負け惜しみ。

そうはいいながら、あるときカメラ量販店でやっぱ高っけーなーとレンズコーナーを眺めていると、見慣れない形の超望遠レンズがある。しかも隣のレンズの値札とは「0」の数があきらかに少ない、そうだ、いつか試してみたいと思っていた反射ミラー式の望遠じゃないか、今も市販されていたのかと無性に気になってしょうがない。800mmならAPS-Cでは1200mm換算、500mmでも750mmってか?しかもネット通販なら2万円、ヘソクリで買える値段だ。

結局、手に入れたのはKenko社の500mm f6.3 DX ミラーレンズで、私のカメラは最速のシャッターでも1/4000秒のだし、1200mm換算の画角と、f8しかない明るさの800mmは、センシティブすぎて使いこなせないと思ったからだ。

kenko500mm

さっそく試してみた写真と特徴を紹介する。
初日は、はやる気持ちからか三脚を玄関に忘れてしまい、手持ち撮影となってしまった。案の定ブレる、手ぶれ補正機能付きのレンズしか使ったことのない方には無理だろう。三脚とミラーショックを低減する遅延シャッター機能を使いこなしたい。

カワセミ成鳥

ミラーレンズはボケがリング状になるため、背景に気を付けないと、わちゃわちゃした写真になってしまう。

DSC_0044

ピント合わせは超センシティブなマニュアルフォーカス、露出もニコンのデジタル一眼で使う場合は自動ではない、ISO感度とシャッタースピードのマニュアル調整のため、前時代の「腕前」が必要だ。
でも、色合いは悪くない、重くないし手持ちでもこれだけ撮れたら、どうでしょう、まさに腕が鳴るぜ。

以前からやりたいと思っていた、星空とか天文写真にチャレンジしてみたい、リングボケをうまく利用した花の写真も撮ってみたい、いろいろ試してみようと思う。

コメントを残す